2019年度集中講義(Intensive Lecture)

物理学特別講義(発展)第二十六

Date: 10/28(月) 13:30-15:00, 15:30-17:00
10/29(火) 10:45-12:15, 14:15-15:45, 16:15-17:45
10/30(水) 10:45-12:15, 14:15-15:45, 16:15-17:15(セミナー)
Place: Honkan (Main Bldg.) 10/28&29 : H1118, 10/30 : H284
Speaker: Kazuya Yonekura (Tohoku Univ.)
Abstract: [講義のタイトル]
場の量子論におけるアノマリー

[講義の目的]
場の理論において、対称性が量子レベルで微妙に破れる「アノマリー」という現象は古くから知られていましたが、近年になって 物性物理のトポロジカル相や超弦理論に触発された発展で、アノマリーの概念的理解や、多様なアノマリーの種類の発見など、非常に進歩しています。 それらの発展の一部分についてお話しします。特に、フェルミオンが持つアノマリーの場合を詳しくお話しする予定です。 背景知識としては、場の理論で摂動的アノマリーなどの初歩的な話について知っているのが望ましいです。

[講義計画]
1.Overview
2.Axial U(1) anomaly と Atiyah-Singer 指数定理
3.Parity anomaly
4.Weyl fermion の摂動的アノマリーとアノマリー多項式
5.一般的なアノマリーの考え方と invertible field theory, SPT phase
6.Cobordism
7.いろんなアノマリーの具体例

[教科書・参考書等]
特になし
ただし、予備知識として知っていると多少便利かもしれないものとしては S. Weinberg ``The Quantum Theory of Fields Vol.2”, Chapter 22 “Anomalies” がある。

2017年度集中講義(Intensive Lecture)

物理学特別講義(発展)第十一

Date: 11/20(月) 10:45-12:15, 13:20-14:50, 15:05-16:35
11/21(火) 10:45-12:15, 13:20-14:50, 15:05-16:35
11/22(水) 10:45-12:15, 13:20-14:50, (16:00からセミナー)
Place: Honkan (Main Bldg.) H113
Speaker: Kazumi Okuyama (Shinshu Univ.)
Abstract: [講義のタイトル]
ABJM理論の非摂動効果とその周辺

[講義の目的]
M2ブレーンの低エネルギー有効作用であるABJM理論は、AdS/CFT対応によりAdS(4)xS(7)上のM理論に対応している。 ABJM理論の球面上の分配関数の解析から、M理論の非摂動効果の理解に最近大きな進展があった。 この講義では、ABJM理論の非摂動効果について概観する。

[講義計画]
1.非摂動効果の概観
2.ABJM模型のplanar極限
3. フェルミガス表示
4.量子周期とNekrasov-Shatashvili極限
5.厳密な大分配関数の例
6.関連する話題

2015年度集中講義(Intensive Lecture)

基礎物理学特別講義 第十九

Date: 12/2(水) 13:15-14:45, 15:00-16:30
12/3(木) 10:45-12:15, 13:15-14:45, 15:00-16:30
12/4(金) 10:45-12:15, 13:15-14:45, (15:00からセミナー)
Place: Honkan (Main Bldg.) 12/2:H156, 12/3&12/4:H239
Speaker: 前川 展祐 氏 (名古屋大学基礎理論研究センター)
Abstract: [講義のタイトル]
大統一理論への道

[講義の目的]
標準模型とその問題点を理解し、それらを解決するための新たな物理を考える際に重要になってくるポイントを理解する。 標準模型を超える物理として特に有望な可能性として大統一理論、超対称性理論を紹介し、それらの問題点を議論する。 自然な大統一理論やランク6の例外群を統一群として持つ大統一理論や世代対称性を導入することで、それらの問題が如何に解決されるかを理解する。

[講義計画]
1.標準模型
2.標準模型の問題と標準模型を超える物理
3.大統一理論
4.超対称性標準模型とその問題
5.超対称性大統一理論とその問題
6.自然な大統一理論
7.E6大統一理論
8.世代対称性

2014年度集中講義(Intensive Lecture)

量子物理学・ナノサイエンス特別講義第 十二

Date: 1/26(月) 10:45-12:15, 13:20-14:50, 15:05-16:35
1/27(火) 10:45-12:15, 13:20-14:50, 15:05-16:35
1/28(水) 10:45-12:15, 13:20-14:50 (16時からセミナー)
Place: Honkan (Main Bldg.) H155B
Speaker: 重森 正樹 氏 (京都大学基礎物理学研究所)
Abstract: [講義のタイトル]
弦理論におけるブラックホールとエキゾチックブレーン

[講義の目的]
弦理論におけるブラックホールの物理を、超対称重力理論におけるブラックホール解に重点を置いて概説する。まず、ブラックホール時空やその熱力学、統計力学的解釈について説明した後、弦理論の低エネルギー理論である超対称重力理論の枠内で、どのようなブラックホール解が存在するのか、それらはどのように構成されるのかを見てゆく。そして、ブラックホールの微視的状態に関する最近の発展やそれに関連してエキゾチックブレーンと呼ばれる新奇なブレーンについても議論する。

[講義計画]
1. ブラックホール時空とその熱力学
2. 弦理論とブラックホール
3. 超重力理論におけるブラックホール解
4. ブラックホールの微視的状態に関する最近の発展
5. エキゾチックブレーンとブラックホール

[教科書・参考書等]
特になし

2013年度集中講義(Intensive Lecture)

基礎物理学特別講義第十三

Date: 2/17(月) 10:45-12:15, 13:15-14:45, 15:00-16:30
2/18(火) 10:45-12:15, 13:15-14:45, 15:00-16:30
2/19(水) 10:45-12:15 (16時からセミナー)
Place: Honkan (Main Bldg.) H155B
Speaker: 橋本 幸士 氏 (大阪大学)
Abstract: [講義のタイトル]
AdS/CFT対応のQCD・ハドロン物理への応用

[講義の目的]
QCDのクォークの力学は、その相互作用が大きいため、解析的に解くことが困難である. 本講義では、超弦理論から現れる「AdS/CFT対応(ゲージ重力対応)」を説明し、 そのQCDへの応用について解説する.クォーク間ポテンシャルの計算や、 メソンの質量スペクトルの計算などを見ることで、AdS/CFT対応のハドロン物理への応用に ついて習得する.

[講義計画]
超弦理論とは、Dブレーンとは
AdS/CFT対応
クォーク間ポテンシャルの計算
ハドロンスペクトルの計算

[教科書・参考書等]
特になし

[関連科目・履修の条件等]
超弦理論の知識は仮定しない.場の理論の基礎を知っていることが望ましい.