2014年度集中講義(Intensive Lecture)

量子物理学・ナノサイエンス特別講義第 十二

When: 1/26(月) 10:45-12:15, 13:20-14:50, 15:05-16:35
1/27(火) 10:45-12:15, 13:20-14:50, 15:05-16:35
1/28(水) 10:45-12:15, 13:20-14:50 (16時からセミナー)
Where: Honkan (Main Bldg.) H155B
Speaker: 重森 正樹 氏 (京都大学基礎物理学研究所)
Abstract: [講義のタイトル]
弦理論におけるブラックホールとエキゾチックブレーン

[講義の目的]
弦理論におけるブラックホールの物理を、超対称重力理論におけるブラックホール解に重点を置いて概説する。まず、ブラックホール時空やその熱力学、統計力学的解釈について説明した後、弦理論の低エネルギー理論である超対称重力理論の枠内で、どのようなブラックホール解が存在するのか、それらはどのように構成されるのかを見てゆく。そして、ブラックホールの微視的状態に関する最近の発展やそれに関連してエキゾチックブレーンと呼ばれる新奇なブレーンについても議論する。

[講義計画]
1. ブラックホール時空とその熱力学
2. 弦理論とブラックホール
3. 超重力理論におけるブラックホール解
4. ブラックホールの微視的状態に関する最近の発展
5. エキゾチックブレーンとブラックホール

[教科書・参考書等]
特になし